水素へのメタノール分解
一定の温度・圧力下で、メタノールと水蒸気がメタノール分解反応と一酸化炭素転換反応を起こし、触媒により水素と二酸化炭素が発生します。これは多成分・多反応の気固触媒反応系で、化学式は次のとおりです。
CH3OH → CO +2H2(1)
H2O+CO → CO2 +H2(2)
CH3OH +H2O → CO2 +3H2(3)
改質反応で生成した水素と二酸化炭素を圧力スイング吸着法（PSA）で分離し、高純度水素を得る。
水素へのメタノール分解
メタノールと脱塩水を一定の割合で混合し、熱交換器で予熱した後、気化塔に送ります。気化した水メタノール蒸気は、熱交換器で過熱された後、反応器に入り、触媒層で接触分解および転換反応を行い、水素約 74%、二酸化炭素約 24% を含む分解ガスを生成します。熱交換、冷却、凝縮の後、水洗吸収塔に入り、塔は未変換のメタノールと水を回収してリサイクルし、生成ガスはPSA装置に送って精製します。
PSA精製・PSA水素製造
PSA水素製造は、水素を含む混合ガスを原料として、圧力スイング吸着の原理、分子ふるい表面の吸着容量の差、および水素、窒素、CO2、COおよびその他のガスの拡散速度に従って、加圧吸着と真空脱着のプロセスを達成して、水素と他のガスの分離を完了し、必要な純度の水素を取得します。すべてのプロセスは、特殊なモレキュラーシーブとプログラマブルコントローラーを使用しています。
| 露点 | ≦－60℃ |
| 水素純度 | 99%~99.9995% |
| 水素流量 | 5~5000Nm3/h |
☆メタノール蒸気を特殊触媒で一気に分解・変換。
☆ 加圧運転により消費エネルギーを抑え、発生した変換ガスをそのまま加圧せずに圧力スイング吸着分離に送ることができます。
☆ 特殊触媒の特徴は、活性が高く、選択性が良く、使用温度が低く、寿命が長いことです。
☆プロセス要件を満たし、運用コストを削減するために、熱伝達オイルを循環熱供給キャリアとして使用します。
☆システムエネルギーのリサイクルを十分に考慮し、反応温度と全体の操作エネルギー消費コストを低く抑えます。
☆装置は自動で作動し、全工程無人で作業できます。
☆ 製品ガスの純度は高く、顧客の要求に基づいて 99.0 ~ 99.999% で調整することができます。
☆ 性能に優れた特殊吸着剤を使用。
☆ アンチスカー、ステムシール自己補償型の空気圧専用プログラム調節弁を使用。
